平成26年9月17日(水)晴れ
いよいよ今日から2泊3日の京都方面へのドライブ旅行である。
5:20頃、自宅を出発する。
カーナビの道案内がおかしく、少々遠回りのコースとなってしまい、関越高速で練馬へ出て、環8を通って東名高速に乗った。数回のSAでの休憩を取りながら、渋滞も少しはあったが、12:00過ぎ、無事に京都南ICを降りる。その後は一路、予約してある昼食処である貴船荘(きぶねそう)へ向かう。川床(かわゆか)での食事である。小さな滝もあり、何とも風情ある食事処であった。
いつも旅行では、美味しいから美味しいからと言って、昼食についつい食べ過ぎてしまう。今回も夜のホテルでの夕食があるので、やや軽めの食事で「玉手箱膳」を予約しておいた。鮎の塩焼きも付いていて味もしっかりしていたので、滝の音(ね)を聞きながらゆっくりと味わうことができた。
<貴船荘の小さな滝と川床>
<玉手箱膳>
食後、女将さんが、
「貴船神社はすぐ横ですよ。車はここに置いたままでいいですから、是非お参りをされたらいかがですか」
との気遣いにより、歩いて1分もしないところの「木船神社」(きぶねじんじゃ)へ参拝してくる。
<貴船神社>
14:00頃、貴船荘を出発して、家内がTVで放映された「神護寺」(じんごじ)からの京都の景色を見てみたい、と言うので、近くの金閣寺などを通り越して山道へ入る。
神護寺付近に到着し、ここからは歩きで急な坂道、ということで、私は駐車場で待つこととした。
駐車場のおばちゃんが面白い人で、雨も降ってもいないのに、
「車が汚れるから、ここの軒下の駐車スペースへ入れな」
と、案内をしてくれる。
さらに、8月の終わり頃の台風で神護寺の大木が倒れてしまったことや、小さな崖崩れもあったことを話してくれる。
15〜20分もしないうちに家内が帰って来る。
「山道で大変だわ。案内板に登りきるのに1時間余りと書いてあったので、途中で引き返して来た」
とのこと。
時間は15:00頃になっていたので、そのまま今夜のホテルに向かうこととする。
だが、メーターを見るとガソリンが1/5位だったので、カードを持っているコスモ給油所を探す。しかし、中々見つからない。カーナビで検索をして2〜3ヶ所を回るもすでに廃業してしまったところばかりが案内されて、京都市内の同じ場所を何回も回ったようだった。それでもやっと見つけることができて無事給油完了。
すでに、時計は16:00近くであったので、そのまま「リーガロイヤルホテル京都」へ向かう。
リーガロイヤルホテル京都は京都駅の近くとあって、平日にもかかわらず中々の盛況。
マナーもしっかりしており、部屋へはポーターと案内係の2人づれで案内をしてくれる。
部屋に入って、
「フウウッ」
と安堵のため息一つ。
夕食はバイキング形式であったが、何と1,700円の追加でお酒の飲み放題。
すぐに私は飛びつき、生ビールを中心にジョッキを5〜6杯。
「うん、これで元はとったな」
と大満足。
家内はというと、わき目もふらずに何度も食べ物をチョイスしてきてはバクバク。(パクパクではない!)
部屋に帰ってから、私はさすがに少々の疲れとビールをたらふく呑んだので、そのままバタンキュー。
平成26年9月18日(木)曇り
ホテルでバイキングの朝食を摂り、9:30頃、比叡山へ向かう。
平日でしかも紅葉にはまだ早い時期なので道路もスイスイ。途中の峠の中腹で琵琶湖が一望できる場所もあり、時間もゆったりとあったので、2〜3ヶ所で車を止めて琵琶湖を遠望する。
11:30頃、延暦寺東塔の駐車場に入る。
比叡山延暦寺の壮大な建物に圧倒されながら、まずは参拝。
延暦寺の案内所でしばし、私の「宗教知識?」で話を始めると、案内係の方が延暦寺にゆかりの高僧などの普段では知ることのできないエピソードなどをトツトツと語ってくれた。
延暦寺を後にして、さらに、小さな坂道を進むことしばし、昼食を予約してあった「延暦寺会館」に着く。
さすが、お寺さんだけあって、正真正銘の「精進料理」でした。大変美味しくいただきました。
<延暦寺会館での昼食>
延暦寺会館の水が美味しく、仲居さんのサービスも良かったので、家内がその仲居さんを褒めると、帰り際には、
「これは、私の飴ですが宜しかったらどうぞ」
と、飴玉を2〜3個くれる一幕も。
14:00頃、今夜の宿である「大津プリンスホテル」向かう。
15:55発の「ミシガンクルーズ」を予約しているため、そのまま大津へ。
14:40頃、大津プリンスホテル着。
33階の部屋へ案内をされて、窓から見た景色は、すぐ真下に琵琶湖の広がる世界で、家内は大満足だったようで子どものようにはしゃいでいた。
15:55〜大津プリンスホテル港からミシガンクルーズという琵琶湖遊覧船に乗る。琵琶湖の大きさを改めて認識する。船内では、琵琶湖の歴史や現状などの説明もあり、さらに、外人によるカントリーソングのアトラクションもあり、アッと言う間の1時間であった。
<大津プリンスホテルとミシガン船>
夕食後、一休みしてから、家内が、
「ラウンジに行ってカクテルでも呑みたいな〜」
と言うのでお付き合い。
38階のラウンジからは暗い琵琶湖に大津市内や対岸の近江八幡などの夜景が抜群であった。
家内は、カクテルを2〜3杯。私は、ウイスキーのオンザロックを3〜4杯。
いい気持になって「おやすみなさ〜い」
平成26年9月19日(金)曇り
9:30頃、大津プリンスホテルを出発。
昨日通った道を逆戻りして、琵琶湖大橋を通り近江八幡へ入る。ひたすら湾岸道路を走る。
家内が友人に銘酒を手土産にしたいと言うので、多賀株式会社へ立ち寄る。品評会で「金賞」を受賞したという「多賀」という日本酒をお買い上げ。
<金賞受賞の銘酒「多賀」>
その後は、彦根城を見学するために車を走らせる。
彦根城は、私は一度来たことがあったが、家内に見せたくてコースに選んだ。
彦根城は、かの有名な井伊直弼の城である。ここでは歴史の講釈をしたいところだったが、家内は歴史をあまり知らないので、簡単に説明をする。
城内は天守まで急な階段が続き、
「昔の人は昇り降りに苦労したでしょうね」
ではなく、
「昔のお姫さまなんかが昇ったら、下から丸見えじゃん。今だって、ミニスカートだったら見えちゃうよ」
と、家内。
発想の原点が違う!
「バカなことを考えるものじゃない」
と、私は一笑。
<彦根城>
彦根城を見終えた頃、ちょうど昼食時であったので、彦根市内を走ってみるも、これといった食事処もみつからなかったため、そのまま名神高速に入り自宅へと向かうこととする。
途中、諏訪湖SAでチャーシューメンを食べて、19:00頃、無事自宅着。
運転は好きな方だが、さすがにややお疲れ気味。ビールを一杯ひっかけて22:00くらいには、早々に床に入った。
日頃は、家内とも言い争いをすることもあるが、旅行となると多少なりとも仲直りができる。
今回の旅で一番印象に残ったのは「大津プリンスホテル」だったとか。
また機会を作って、今度はどこにしようか・・・。