2015年05月27日

〜食ったど〜!!天然氷のかき氷!

平成27年5月26日(火)快晴

家内が2連休で、
「どこかへ行きたいな〜」
と言ったため、
丁度、届いたばかりのセゾン・カード・マガジンに掲載されていた「秩父市」へ日帰りで行くこととした。
10:00頃、自宅を出発。
到着予定時刻は11:30〜12:00頃の予定で、まずは腹ごしらえをと考え、マガジンで紹介されていた
「荷車屋」と言うレストランへ向かった。
秩父市へ入ったのは、やはり、11:30過ぎであった。
「荷車屋」は、カーナビの通りに走り、やや小高い丘の上にあった。
セゾン・ゴールド・カードを提示するとドリンク1杯がサービスとのことであった。
日頃は、飯に納豆、生卵、梅干しだけの食事しか食べていないので、今日くらいは栄養補給に良いだろうと考え、
私は奮発して「サーロイン・ステーキ」を注文し、家内は「ハンバーグ&エビフライ」を注文した。
ところが運ばれてきて食べ始めたはいいが、ビックリだ〜。
ステーキは、ナイフが折れるのではないかと思うほど固く、下味もなければソースもまずい。
別に歯が悪いわけではないが、口に入れるとクッチャ、クッチャ、クッチャ、クッチャとガムを噛んでるみたい。

スーパーで買ってきて焼いた方が、よっぽど美味い。
おいおい、これで1,500円余りを取るのかよ???
ボッタクリもいいところだ。
いい加減にしろよな〜。
一口食べてどうしようか迷ったステーキ

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家内のハンバーグ&エビフライもエビが小さいのは、こんな山奥だからそれは仕方がない。
だが、ハンバーグが何か腐ったような臭いがした。古い肉でも使っているのか〜??
家内も食べようかどうしようかを迷った「ハンバーグ&エビフライ」

ちなみに、食べる前の写真

この雑な盛り付けからして分かるというもの・・・

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脳天に怒りを憶えながらも仕方なく食べることとした。

12:00前後になると、ランチ目当ての客で結構満席状態となった。
秩父の人たちを悪く言うわけではないが、こんな料理を「美味い」と言っているのだろうか???
私たちも、特にグルメ旅行をしている方ではないが、こんなマズイ料理に出会ったのは初めてである。
★は一つもあげられないほど、最低、最悪の店であった。これで二人合わせて5,000円近くかよ〜〜。
二度と行きたくない店であった。
皆さんにも「荷車屋」だけは・・・お薦めできません!!
後日、「荷車屋」のホームページに「最低、最悪の店だ」と書き込みをしたら、数日後には、みごとに削除されていました。
そりゃそうだわな〜(笑)

次に向かったのは「秩父神社」であった。
毎年12月3日に開催される「秩父夜祭」の祭神さまである。
由緒は何と平安時代にまで遡るとのこと。
まずは、お賽銭を投げて二礼二拍手一礼でお参拝をする。
霊験あらたかな「秩父神社」唐門

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次に向かったのは、「三峰観光道路」のツツジの景色を見ようと車を走らせた。
舗装はされてはいたが、山道でカーブも多く1時間余りかかった。
埼玉県ののサイトでは、5月23日現在、まだ満開だったと掲載されていたが、3日遅れで行った私たちは、まことに残念ながらすでにマバラとなってしまっていた。
「花の命は短くて・・・」   残念!
埼玉県のサイトの5月23日現在

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5月26日の私たちの景色

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車をUターンさせて、再び、急カーブの多い山道を下って、向かったのは「長瀞ライン下り」であった。
時刻は丁度15:00頃であった。
何と、本日最後の便であったらしかったが、それでも、17〜18人が乗船した。
他のお客は我先にと乗り込んだが、私は足が不自由なため、ゆっくりゆっくりと舟に近づいた。
ところが、これが「もうけもの」で、な何と一番船首の席に座ることができたのであった。
奇岩が左右に点在し、船頭さんの竿さばきは見ていても「力仕事」であった。
流れが急なところでは、水しぶきが飛んできたが、幸いビニール・カバーがあり思わず肩まで引き寄せた。
また、猛暑日でもあったので、多少の水しぶきは肌にかかっても、清涼感がありとても心地よいものであった。
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舟は約30分で高砂橋付近へ到着し、皆も下船をした。
ここからはマイクロバスで出発地点まで送ってくれた。
ちなみに、川下りをした小舟は、どうやって再度上流に行くか、皆さんはご存じですか??
私も疑問に思って、マイクロバスの運転手さんに聞いたところ、
「重機で吊り上げて、トラックに乗せて上流へ運ぶんですよ。川が浅いためエンジンを乗せてもスクリューが川底についてしまい、うまくは走らないんですよ」
と、教えてくれました。
う〜ん。一つ勉強になりました。
さて、時刻は16:00過ぎ・・・。
最後は、やはりこの秩父に来たら一度は味わってみたい「天然氷のかき氷」であった。
「阿左美冷蔵」という店らしいのだが、
車を走らせるが中々それらしい店は見つからない。
ーーどこか、この付近なのだがな〜ーー
と思いながら車をゆっくりと走らせると、
あった!!
何と国道140号線添いではあったが、木々に囲まれた奥まったところなのだ。
駐車場がないためか、付近一帯に「一日500円」の看板だらけであった。
まあ、それでも私の車は、一番近い建設会社の駐車場へ停めることができた。
もう16:00近くとあってか、お客さんはそれほど長蛇の列ではなかったが、それでも、20〜30分は待った。
客席は中庭や屋内、裏庭など、母屋を半周するように設えられていたが、私たちは屋内へ通された。
屋内の席は古民家風で古い振子の柱時計やいかにも古そうな壺などが飾られている反面、ジャズの音楽が流れてジョニ黒などの洋酒の瓶も置かれてあり、何とも言えないミスマッチが面白かった。
私たち二人は「宇治金時」を注文した。
運ばれてきたかき氷を食べて、まさに、
ーーまるで、粉雪を食べているようーー
で、口に入れるとすぐに溶けた。
真ん中を掘って宇治茶と金時を混ぜながら絶壁を崩していく。
私は、冬でもアイスクリームを食べるほど冷たいものが大好きで、食べ終わった時には、
ーー何かもの足りないな〜ーー
そこで、とうとう2杯目を注文してしまった。
2杯目は「白桃」を食べた。
「お客さんは、好きなんですね〜。でも、もっと暑い夏になると結構そういう方がいらっしゃいますよ。今までで最高に食べた方は8杯食べて行かれました」
と、店のお姉さんが笑いながら教えてくれた。
でも、今日2杯食べたのは私だけだったらしい・・・。
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店を出たのは16:50頃であったが、店の前に可愛い小柄なお婆さんがポツンと一人いた。
「ごちそうさまでした」
と、言ったところ、なぜか意気投合してしまい、私たちが庭の木の椅子に腰かけてタバコをくゆらせていると、近寄ってきて世間話に華が咲いた。
店は17:00で閉店らしく、パートの店員さんたちも店からゾロゾロと出てきたが、私たちとお婆さんが話し込んでいるのをニコニコしながら通り過ぎて行った。
お婆さんは、ここの店の先代の奥さまだったのです。
「死んだ亭主が、最後に一言『ありがとう』と言ってくれたんですよ。中々、最後になってそんな言葉は出ないと思うんですが、嬉しかったですね〜」
と、昔を懐かしんでいた。
私たち夫婦もそうでありたいと願うのだが、家内の口から出る言葉は、いつも、
「この、バカ・親父!」
「クソ、ジジイ!!」
でしかない。
どうしたものかな〜〜・・・。
お婆さんは、別れ際になぜかエプロンのポケットから折り紙で作った小さな六角形の小物入れを出して、
「あげるよ」
と一言。
話は尽きなかったのですが、
「またの機会があれば」
と、私たちが腰を上げて歩き始めると、名残り惜しそうに、いつまでもいつまでも手を振って見送ってくれました。
ーー本当に美味しかった!!ごちそうさまでしたーー
その後は、一路帰宅の途へ。
18:10頃、無事我が家に着きました。
posted by bungetsu at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月07日

不倫旅行

某月某日

私は愛車のローバーを走らせていた。
隣の助手席には白に淡い格子縞のブラウスを着て白いスカート、そして、薄水色のカーデガンを肩から引っかけたA子が座っているのだ。
A子は以前から好きだった女性だった。
家内には悪いが、私は結婚してもA子を慕い続けていた。
そのA子がすぐそばにいた。
当然、心も弾み、ハンドルさばきも軽やかであった。
車は田園風景の田舎道であった。
春の息吹が田といい野といい、草花が勢いよく青々と芽吹いていた。
前方に菜の花畑が見えた。
まるで、黄色の絨毯を敷き詰めたように畑一面に咲きほこっていた。
私が車を止めると、A子は車から降りて菜の花に近づいた。
しゃがんで菜の花の1本を手に取り顔に近づけた。
私も車から降りてA子のそばに立った。
「いい香り」
A子がほほ笑む。
「こんなにいっぱい咲いているのを見たのは久し振りだな〜」
「そうね」
私はタバコに火をつけた。
「ちょっと、向こうの花も見てくる」
「ああ」
私は短く応えた。
A子は菜の花畑に見え隠れしていた。
黄色の菜の花に緑の茎、そして、A子の白いスカートが美しいコントラストとして映えていた。
「そろそろ行こうか」
「ええ」
A子は小さく頷くと、再び、車中の女性(ひと)となった。
車を走らせ始めると、
「あんまりいい香りなので、1本折ってきちゃった」
と、A子は短く折った菜の花を私に見せて首をすくめた。
やがて、車は民家を改築したような1軒のソバ屋の駐車場へと入った。
古民家と思っていたが、何と、近代的な自動ドアであった。
このミスマッチが面白い。
店は、それほど混んではおらず、私たちは窓際のテーブルに座った。
「やはり、田舎と言えばソバしかないな」
「そうね」
私は盛りソバを頼み、A子は天ぷらソバを頼んだ。
A子は、私の顔を見るのをためらってか、一心に窓の外に目を据えていた。
窓からは小さな小川が春の陽を受けてサラサラと流れていた。
まるで童話の世界のようであった。
やがて、注文した品々が運ばれてきた。
私は、ソバを箸でつまんだ。
いつもならソバが細長く垂れるのだが、ソバはプツリと切れた。
何度箸でつまんでソバは切れた。
――もしかして・・・――
と、思いながら、ソバ湯を持ってきてくれたお姉ちゃんに、
「これ、十割ソバ?」
と、聞いてみた。
「お客さん、良くわかりましたねぇ。そうなんですよ。この店は十割ソバにこだわっているんです」
――やはり、そうだったか――
「美味しかったよ」
と、私が言うと、
「ありがとうございます。ごゆっくりどうぞ」
と、笑顔を残して店の奥へと消えた。
A子はというと、額に薄い汗をかきながら天ぷらソバを食べ終えていた。
「ごちそうさまでした」
A子が箸を置いて、軽く手を合わせた。
二人は、再び、車に乗り込んだ。
どこまでも、どこまでも田園風景が連なり、遠く近く山懐に抱かれるようにして民家が点在していた。
何とも旅愁を掻き立てる、昔懐かしい田舎の風情であった。
やがて、車は、今夜の宿へと着いた。
この宿も昔ながらの出湯の隠れ宿のように見えたが、やはり、中は近代的に改築されていた。
女将さん自らがお出迎えをしてくれ、
「遠いところを、ようこそおいで下さいました。ささ、どうぞ、どうぞ」
と、丁寧に床に両手を付いた。
部屋は和室で8畳間と次の間が6畳の二間続きの落ち着いた雰囲気だった。
私は旅行カバンを放り投げて、座卓の前に寛いだ。
A子が甲斐甲斐しくお茶を淹れてくれた。
湯呑を一口含んで、
「ふうぅっ」
私は思わずため息をついた。
「お疲れになりました?」
A子が心配してくれた。
「いや、大丈夫だ。しばらくしたら風呂へ行こう」
「そうね。この宿の温泉は、何でも疲労回復に良いって書いてあったわよ」
「そうか」
やがて、二人は風呂へと向かった。
だが、当然のことながら男女は別々であった。
私は大浴場で身体を洗い、そして、露天風呂へと入った。
それほど熱くもなく温くもなく、湯加減は丁度良かった。
お客も誰一人として入ってはおらず、私は手足をいっぱいに伸ばして踏ん張ってみた。
額から汗が噴き出るのを感じ取っていた。
二人は部屋へと戻ってきた。
「いいお湯だったわね」
「うん。男風呂には誰もいなかったから、まるで、貸し切り風呂みたいだったよ」
「そう。女風呂には、一人おばさん風の人が入っていたわ」
「そうか。露天風呂には入ったのか?」
「ええ、風も優しくって、とってもゆったりできたわ」
「そうか、それは良かった」
私もA子も宿の浴衣姿であった。
私は、まだ冷めやらぬ身体から噴き出る汗を時々タオルで拭った。
A子のショートカットの洗い髪と浴衣姿の腰のくびれが何とも色っぽく感じられた。
しばらくすると、夕食が部屋へ運ばれてきた。
最近は、どこの旅館やホテルでもバイキング形式が多い中、この宿は昔なからの部屋での食事であった。
山の中であったので、山菜などがメインだったが、和牛のシャブシャブはペロリと口に入った。
A子も、
「山里なのに、結構豪華ね。はいビール」
と、笑顔を見せながら私に酌をしてくれた。
「お前は呑まないのか?」
と聞くと、
「じゃあ、1杯だけ・・・」
と、素直にコップを差し出した。
夕食も終わり、私はいい気分になり板の間の窓際に行って、唐の椅子に身をもたせかけて、タバコをくゆらせた。
A子はと見ると、私の脱ぎ捨てた服やシャツなどを丁寧に畳んだりエモンカケに掛けたりしてくれていた。
何ともやさしい心配りだ。
夕食の膳が片づけられ、仲居さんが二人来て、次の間の6畳に布団を二枚敷いてくれた。
その間、A子も板の間にきて、唐の椅子に腰を沈めて暗い窓から点々と見える農家の家々の灯りに目を凝らしていた。
「どうぞ、ごゆっくりなさってくださいませ」
仲居二人が手を付いて出て行った。 
静かな、それこそ物音ひとつしない静寂の中に、私たち二人だけの心臓の高鳴りの音だけが聞こえるようであった。
私とA子の出会いは・・・それは、・・・それは、・・・そう、数年前に偶然出会った時から、お互いが惹かれ合った・・・とでもしておこうか・・・。
考えてみれば、A子はご主人と子どもを持つ「人妻」である。
歳は、私よりも若い。
歳を重ねた熟女ではあるが、痩せ過ぎでもなく、それかと言って、太り過ぎでもない。
まさに、理想のプロポーションなのだ。顔も私好みの美人であった。
そして、何よりも傍目には貞淑そのもので、それこそ浮気などとても考えられない分別のある女性なのだ。
だが、A子は、私の一泊二日の「不倫旅行」の誘いに、少しばかり首を傾げて一心に考える素振りを見せていたが、時を経てから黙ってコックリと頷いたのである。
ご主人や子どもには何と「嘘」をついて出てきたかは知らない。
もちろん、それは私も同じだからだ。
やがて、時計の針は23:00過ぎを指していた。
「寝ようか」
「はい」
A子は小さく首を縦に振った。
二人は、それぞれの布団に入ったが、当然のことのように私は眠れない。
しばらく悶々とした時が流れたが、
やがて、私は思い切って、黙ったままA子の布団に身を滑り込ませた。
A子はまるでお人形のように身体を固くして、身動き一つしなかった。
私の手がA子をまさぐる。
私はA子の唇を奪う。
私は、優しくA子の浴衣の帯を解いた。
A子はさらに身を縮こませ、小刻みに震えていた。
私の手がA子の下着にかかり、静かに、静かに押し下げていった。
私はA子の両足を開き、身体を重ねようとうごめいた。
―――ガラガラガラ・ドーン・バタン・ピシャン―――

和室の戸を手荒く開け閉めする音が響いた。

ハッ!?

・・・家内の部屋であった・・・

この野郎!! クソ、ババア!!・・・

折角これからが一番いいところだと言うのに・・・・・・・・・・・・・・・・。

夢から覚めてしまったではないか・・・怒!!怒!!怒!!
posted by bungetsu at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする