「川原さん、私の知人の知人がやっているラーメン屋が、結構美味しいと評判で人気店らしいんですよ。 一度行ってみませんか」
と、誘ってくれた。
「ほぉぉ、ラーメンは私も大好きなんですよ。ただ、最近は歳のせいか豚骨などではなく、あっさりとした醤油ベースの、昔ながらのラーメンなどが口に合うようになってねぇ」
「大丈夫です、醤油ベースであっさりとしているらしいですよ」
「場所はどこなの?」
「川島町で、川越のすぐ隣町だそうです」
「それは近いねぇ。一度行ってみようか」
と、言うわけで、出かけてみることにした。
平成30年(2018)11月11日(日)晴れ
「結構、朝早くから並ぶらしいですよ」
とのことで、9:00過ぎに川越駅近くで待ち合わせて、私が車を走らせた。
「えぇぇと、16号から254に入ったらどうでしょうか」
「はて、16号から254、と言うと、どういう道順なのかなぁ」
「ええと・・・うまくは説明できないのですが・・・」
「じゃあ、私に任せてくれますか? 川越市と川島町との境の落合橋のすぐ近くに出ますから」
車は、川越の蔵造商店街を抜けて、254の落合橋の手前に出た。
「ここからは、あなたがカーナビになって案内してくれますか」
「はい、それでは・・・そこの信号を超えて・・・」
と、彼の案内通りに走らせた。
「あっ、ここです、ここです」
と、一見しては、やや大きな民家のようで、看板は駐車場の入り口に申し訳程度に、緑地に「四っ葉」と書かれた小さな看板が一つだけであった。
「これじゃあ、初めての人は見落として、通り過ぎちゃうかもしれないね」
「そうですねぇ。でも、一番乗りですよ」
時計を見ると、何とまだ9:40位であった。
そこで、近くのコンビニのコーヒーを買いに行った。
なるほど、人気店らしく、たった10〜15分位でカップを持って店に戻ってきたが、駐車場にはすでに数台の車が止まっていた。
順番待ちの席に行くと、幸いなことに3番目位に並ぶことができた。
やがて、みるみるうちに駐車場は満車となり並ぶ列も長くなった。
10:20頃、店員さんの案内で店に入った。
カウンター席が7〜8席、テーブル席も20席位でこじんまりしていた。
私は、とりあえず店の看板メニューである「特製・四っ葉そば」と「本日のにぎり」を食べることとした。
お見事!!
器の真ん中にエベレストができているではないか。
まずは、スープを一口。
== ううん、確かに醤油味のあっさりした味だ ==
次に、メンだ。
== ほう、ほう、ほう、メンもしっかりとスープにからんでいる ==
さて、チャーシューだ。
== うん、うん、うん、しっかりと煮込んであるな ==
ところが、ところが、ここから苦戦が始まった。
エベレストのチャーシューはあまり厚くはないのだが、3枚で山を作っており一枚が「バカでかい」。
食べても、食べても、エベレストが崩れない。
さらには、メンの下にも、今度はコップの底くらいの大きさでやや厚い鶏肉が二切れも出てきたのである。
同僚はというとすでに綺麗に平らげているのに、
私はというと、歳とともに歯も悪くしてしまっているので、まだ肉との戦いで、チャーシューを食べるだけで 一汗かきそうであった。
ふうぅ・・・。
最後にスープをレンゲで二口、三口。
旨い!! いや、実に美味しかった。
やはり、人気店だけのことはあった。
帰りの車の中で、同僚から何と四つ葉とラーメンで有名な某社とのコラボの、その名もズバリ「四つ葉そば」というカップラーメンをもらった。
まあ、今日はさすがに食べることはできないが、いつか小腹が空いた時にでもごちそうになろうかと考えている。
今度は、家内と一緒に食べに行ってみましょうかねぇ。
いい店を紹介してくれてありがとう。
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